エリザベス・コストヴァ
★★★☆
父と母の、探索の旅を綴った手紙を頼りに、失踪した父を探す少女。父と母の苦難に満ちた東欧の旅は、ロッシを見つける結果に終わったのか、それとも。そして父が探そうとしている母は、本当に生きているのか?
********************************************
★4つ、にはちょっと足りないかも・・・だったので。
前回同様、amazonを覗くと、またまた評価は酷いようですが、「こういうストーリーだろう」「宣伝文句が○○だから」などという、思い込みや過度の期待が良くなかったのではと思える感想が多い気もします。そういう点で、この作品は本当に勿体無いというか、可哀想というか・・・。
確かに、文章自体、かなり読み辛いものはあると思います。しかしこれに関しては、個人的にはⅡではほとんど感じずに済みました。思うに、Ⅰでは現在と過去の場面転換があまりにも頻繁であるためだったように思います。Ⅱでも場面転換はありますが、ほとんどが過去(主人公の父・ポールと母・ヘレンが旅をした時代)での出来事が続いているので、Ⅰと比べると、驚くほどのスピードで読めました。さらに、散りばめられていたピースが少しづつ繋がっていくという過程にもあるため、それも読むスピードに影響したとは思います。
そして、話に出てくる地の描写が適当だという批評、もしかしたらそうなのかもしれません(私には判断できません)。しかし、登場人物達の歴史や書物に対する飽くなき欲求や愛情、そして師弟や恋人(または夫婦)、親子の愛情、そういったものはしっかり伝わってくると思うのです。
ラストに関しては自分でも何とも判断つかないところです。納得いかないというのでも、納得いくというのでもない。どんな終わり方であっても、それは感じたのかもしれないですね。
歴史の探索。とても心躍る、そして多くの苦労にも満ちた道でしょう。興味はありますが、とりあえず私は、人のそれを書物で読むだけ、で満足です(笑)
コメントする