ジョージ・R・R・マーティン/早川書房(ハヤカワSF文庫)
★★★
今は最早失われたも同然の科学技術の数々が詰め込まれた地球連邦帝国環境工学兵団の<胚種船>。それを手に入れた者は絶大な権力、もしくは巨万の富を手にする。
その<胚種船>を手に入れようとする科学者と雇われ用心棒らを、契約の元に運んでいくハヴィランド・タフ。見上げるほどの巨体、猫とキノコをこよなく愛し、慇懃無礼とも言える丁寧な口調で相手を煙に巻く商人。
やがて辿り着いた<胚種船>は・・・。
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柴田よしきさんのブログで知って、すごく読みたくなったのですが・・・。
はぁ・・・・・・。読むの辛かったですよ。何故だか。
つまるところ、クローニング、というところがネックなわけです。しかし<胚種船>の設定上、それはなくてはならない部分なわけで・・・。しかし私の見るところ、タフとしてはクローニングを盲目的な態度で受け止めているわけではない・・・とも思えるのですが・・・どうかな(^^;)?
どちらにしても、クローニングされる動物も植物もほぼ何もかも、醜悪(-_-;) 話の面白さは確かに認めますが、こうも抵抗のある題材を元に、気持ちよくないものを列挙されると、やっぱ疲れる・・・。
挙句、どの星の人間(正確には代表する人物、ですが)も腹の立つキャラばかり・・・。
しかしタフにはそれほどむかつきを覚えないのは何ででしょう(^^;)? 書評など「あこぎ」と評されているタフですが、客と比べてみれば「どこがあこぎなんだろう?」と疑問にさえ思えるほど。別に猫好きだから、というのではないと思うのです。実際、彼は私が素直に受け入れられるタイプの猫好きではありませんし。
ここまで疲れるのなら、いっそ2は読まずにいてもいいのかもしれませんが、短編の1つが、2に収録された2つの短編と完全に連作になってるので、気になる・・・ところなのでした。
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