クラフト・エヴィング商會/筑摩書房
★★★★
西暦2052年の古書店から送られてきた古書目録。現在ではまだ存在もしない古書達。
<SAND MAIL>と記され、砂と共に送られてきた目録から、毎月1冊づつ、気になる古書を注文する。それらの古書をさらに1冊の本にまとめようとしていた商會に送られてきた、最後の本と店主からの不思議な手紙は・・・。
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まだ存在しない古書の目録、なんて不思議な響きですよねぇ。本屋は当然ながら、図書館やら古書なんて言葉は本好きには結構溜まらない響きを伴っていて、それが本のタイトルについていると、ついつい手に取ってしまったりするわけです(笑)
商會が毎月選んだ古書達は、私なら選ばないような本が多いのですけど、中には「お!これは面白そう。実際にあったらちょっと読んでみたいよね」ってなものもあったりして・・・。
しかしもちろんこれらの本を読むことは不可能なわけで、そうすると余計にその古書達が一層面白くて、素晴らしいものを抱えているように思えてしまうのですから不思議です。
とりわけ、時間が経たなければ字が現れないし、さらに時間が経つと白紙に戻ってしまうインクで書かれた「世界なんて、まだ終わらないというのに」と「大丸先生傑作黒板集成」は読んでみたいなぁ・・・。
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