恩田陸/集英社
★★★★
一体何なのかすら分からない「あれ」とひたすら戦い続けてきた一家。掟を破ったことで、一族とは離れ、さらには父親が姿を消し、母娘二人で孤独に戦い続ける暎子と時子。「あれ」を「裏返す」ことができなければ、自分達が「裏がえさ」れるのだ。
そんな中、会社の旅行先で暎子が倒れ、原因不明の眠りに陥ってしまった。ついに一人きりとなってしまった時子は、一族の人間と初めて接触をし・・・。
********************************************
★3つ半ではちと少ない。でも4つは多いかな。でも私はこの「常野一族」シリーズが好きなので、ちみっとオマケ。
予想していた展開は早々に却下されまして(笑)、「う~ん、一体どう展開させたいわけ???」と悶々&ドキドキしながら読み進めましたが・・・。満足なような、満足でないような・・・。微妙なところです。嫌いなラストではないです。それなりに納得できる、それぞれの人生の再スタートって感じで。
しかしもっと何というか、ハラハラドキドキを期待してしまっていたので、物足りなさがどうしてもあるんですよね。何と言っても、異形に見える「あれ」を、「裏返す」だの「裏返される」だのという表現をする能力なんですよ?もっとアクションというかバトルというか、何かしらの闘いを思わせるじゃないですか。闘いは闘いなんでしょうが、内面的な意味合いでというのが多いから、ちょっと地味!?
しかし登場人物というか、一族の人間が色々と新しく出てきたり、キャラクターは増えていくのに、一族としての物語が中々語られない。このシリーズ、どこまで膨張していくんでしょうか。いつかシリーズラストをちゃんと読むことができるのか、ちと不安になってきました(^^;)
コメントする