エリザベス・ケイ/あすなろ書房
★★★★☆
心臓の薬を手放せないフェリックスは、死ぬまでにワクワクすることがしてみたい、とコスタリカのジャングルにやって来た。
しかしとんでもない奇跡的な確立で、分水界を超え、異界に迷い込んでしまう。そこは伝説の生き物達が共存し、人間や科学こそが伝説として語られていた。
タングル族(妖精)のベトニーと出逢い、病気を治し、自分の世界に戻るための方法を探すために異界を旅することになるフェリックスだったが・・・。
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設定自体がまず面白いですよね。正反対かと思えば、そうではない部分も当然ながらあって。
科学と魔法や神秘的なことってまるで相反するもののように考えられがちですが、私は普段からあまりそう思ってなくて、これを読むと余計にそう思わせられます。そもそも、かつては科学が魔法のように思われていた時代もあったわけですし。
ファンタジーが好きならよく知っている伝説上の生き物達が、違う名前で呼ばれるので、途中よく混乱しましたが、こういうのも新鮮。逆にそれだからこそ、何だか異界が本当に存在するんじゃないかと思えてしまうのでしょうね。
そしてただの冒険物語ではなく、フェリックスが病気の苦しさや辛さ、死への恐怖からくる自分勝手さを乗り越えていくのも当然見所。こういうものは主人公達少年少女が成長するのがセオリーとはいってもですね。
さて、2巻では一体どういう展開になるのか!? ワクワクドキドキです(^-^)
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