新井素子/角川書店(文庫)
★★★☆
大好きな人と結婚し、幸せな家庭生活の上に、夫の勧めで書いた小説が新人賞を獲ってしまったあきら。まさに「黄金の時」を満喫していたあきらの前に、突然突きつけられた言葉。
「いい気になるなよ」
その一言が、あきらの生活を、あきらの在り様を、あきらの人生に歪を与えていくのだった・・・。
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「ホラー」にして良かったのかなぁ(^^;)?しかしホラー並みに結構ぞくっとしたよ、私は。
「リング」シリーズよりもよっぽどホラーだと思う。私はあれはSFで、時々怖いシーンが出てくるとしか思ってないから。
こういう普通の生活の中に潜む狂気とか恐怖の方が怖いよねぇ。
素子さんのはあれもこれも面白くて、同じ本は読み返したりしない私が初めて二度読み、三度読みしたのが「・・・絶句」。SFっぽいのが多いけど、素子さんのこの手の話-人の心が緩やかに壊れていく様を描いたもの-は本当にぞくっとさせられる。下手をすると、素子さん自身が怖くなってしまう(^^;) 今回もちょっとそう。
ま、でも、ラストは比較的満足かな。ちょっとやっぱり怖さが残るんだけど・・・。
いやしかし、祐司くん、君のお母さんは全然善意の人じゃないよ。それは全く善意と言わないんだよ。善意の名を借りた悪意だからね、ああいうのは。うん。
これ、ちょっと読んでみたいかも・・……(-。-) ボソッ
お、そう?
んじゃぁ、事務所に持ってきておきますわ~(^-^)
取りに来いってことだね。
う~ん(-_-;)、届けられないしな、私
なんで、この本の題名は「ハッピーバースディー」なんだ?
と思って読んでたけど、もしかしたら、この意味かな?と思えてきた。
今、ようやく半分を越えたぐらいです。