ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/東京創元社
★★★★
デイルマークがまだ<川の国>と呼ばれていた時代。
異国の異教徒(ヒーザン)達が攻め入り、土地の者達を土地から追い払い始めたという。タナクィ達の父と兄・ガルと叔父は、ヒーザンとの戦いに出るが、やがて戻ってきたのは叔父と、心を病んでしまった兄だけだった。
ヒーザンと髪や容貌がタナクィ達と同じであることを知った村人達は、その憎しみや恐怖をタナクィらに向けようとする。身を守るために川を下り村を出た5人。しかしガルは「海へ行く」と言い続けながら、日に日に痩せ衰えていき・・・。
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何故か、幾分読み易かった。訳者が変わったことは関係しているのかな?それともタナクィの語り、という進み方が良かったのか?
タナクィが織るローブに、物語を織り込む=語るという表現のためもあって、心を病むガルはやむをえないとしても、ロビン、ハーン、ダックの細かな心情やらという部分にはどうしても中々触れられない。「どう考えているのか、知りたい」という意味で気になる点ではあるけれど、内容や設定から考えても仕方のないところでしょう。
必ず巻末についている「デイルマーク用語集」。「そんなもの毎巻つけるくらいなら、そういうのをきちんと物語の中で説明した方がいいし、そうすべきなんじゃないの?邪魔臭い」と思っていたけれど、今回ほどありがたかったことはないかも(^^;) ま、そういうものがいらないように本編を書いてくださるのが一番なのですが・・・、やっぱり(^^;)
しかしタナミル、いくら事情があってもちょっと不甲斐ないこと多過ぎるぞ。母はやっぱり強いよね。
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