O.R.メリング/講談社
★★★★
妹・オナーの日記に書かれた、妖精から託された使命。しかしオナーはその使命を果たす前に事故死してしまった。
夏至祭前夜に「夏の王」が最初のかがり火を灯さねば、妖精世界と人間世界は切り離されてしまう。しかし「夏の王」は長く行方不明のまま。その「夏の王」を探し出す使命を、姉であるローレルがオナーに代わって託された。
オナーと再び会うために、オナーの魂を妹の望んだ世界へ旅立たせるために、信じていなかった世界へと、ローレルは足を踏み入れた。
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謎解きの物語ではないので、最初のうちに分かってしまうのが残念と言えば残念。
けれど、これはローレルが成長していく物語でもあるわけで、そういう意味ではとても読んでいて楽しめる物語でした。
「妖精王の月」の登場人物がちらりと登場したり、それどころかこの物語は「妖精王の月」の物語があるからこそ、発生した物語でもあるわけですから、そういう意味ではさらに既読の方には楽しめる話になっていると思います。
国内でさえ出不精な私ですが、アイルランドに行ってみたいという気になってみたり・・・(笑)。もちろん実現はしないでしょうが、かの地で、実際にその空気を味わいたいと思わせてくれる物語です。
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