カレンダー

« 2008年4月123456789101112131415161718192021222324252627282930

「光の帝国 常野物語」

| | コメント(0) | トラックバック(0)

光の帝国―常野物語恩田陸/集英社
★★★★★
様々な特異な能力を持ちながら、極めて温厚で、礼節を重んじ、権力を持たず、群れず、地に溶け込んで、常に在野にあることを旨とした「常野」の一族。能力を持つが故の苦悩や痛みを抱えた人々は、それでも人を見通し、見守る。
群れず、地に溶け込んでいたはずの人々が徐々に収束していこうとしている現代、一族の歩む先にあるものとは・・・。
「常野」の人々を描く、連作短編。
********************************************

いいです。何というか、「劫尽童女」にはない穏やかさ、温かさ、心地良さが特に(「劫尽童女」もl嫌いではありませんが)。もちろん設定自体も好みです。さらに連作短編と言うのも。連作短編も書きようによってはただただ物足りないだけのものも多い中、短い中に一つ一つの、その先を予感させる物語が詰まっていて、満足です。
既にこの作品の続き「蒲公英物語 常野物語」が刊行されており、そういう意味ではいいタイミングで読めたな、と(予約待ちですが(^^;))。
できることなら、とんでもない展開、肩透かしな結末ではなく、このままの雰囲気、味わいを持たせたまま、奇抜でなくてもいいから、読後に充足感を感じるラストになって欲しいものです。もちろん次巻で終わらず、当分「続く」のは大歓迎~♪

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 「光の帝国 常野物語」

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://kakkie.com/mt/mt-tb.cgi/248

コメントする