O.R.メリング/講談社
★★★☆
夏休みを過ごすためにおじ達の元を訪れたローズマリーとジミーは、住み込みで手伝いをするピーターの行動に不審を持ち、ある夜、彼の後をつけることにしてしまった。不思議な光景を見届けた二人が目覚めると、そこには戦いを前にした大勢の人々が・・・。
激しい気性の女王メーヴにあわや殺されかけた二人を救ったのは、ドルイドのパーダル・ムルフーと名乗るピーターだった。
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後半、ヴィジョンという言葉が妙に何度も出てきて気になった。この言葉、「聖なる予言」を読んでいる私にはそれなりの意味がある言葉。もちろん、作者にとってもそうだろうし、物語の中でもそれなりの意味がある言葉として使われている。
そのせいなのか、それともやはりそういう物語だからなのか、先に読んだメリング女史の作品とは一線を画すように、「自分探し」という言葉がこの物語には強く浮き出てきている。実際にローズマリーもジミーもこの不思議な旅で、今までにない自分、しかし自分の中にあった自分自身というものを得る。かなり命がけな自分探しの旅ではあるが・・・(^^;)
「歌う石」の時代より先の時代、それがこの「ドルイドの歌」に描かれた時代なのだけれど、こちらを先に読んで「歌う石」を後から読んだ方が良かったかもしれないな。
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