O.R.メリング/講談社
★★★★
孤児であったケイは自らのルーツを求めて、アイルランドへ向かう。子供の頃から贈り続けられた何冊もの本が語りかける「歌う石」の存在を信じて・・・。
やがて、歌う石に導かれて辿り着いた場所は、古代のアイルランド、伝説のように語られるトゥアハ・デ・ダナーン族が生きる時代だった。記憶を失くした少女アエーンと共に、ダナーン族の四つの宝を取り戻す旅に出るケイ。二人は失った自分を取り戻せるのだろうか・・・。
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ケルトの神話に詳しければ、もっともっと楽しめたのかもしれないと思うと、ちょっと悔しかったりする・・・。ドルイドの存在や名前は、コミック「クリスタル・ドラゴン」でもお馴染みだけれど。
惹き付けられ方から言えば、それほどの作品ではないものの、二人のヒロインが支え合い、失われた宝を見出すという物語は中々気持ち良いかも。ヒロインらが、決して他者、特に男性に甘えることなく進もうとするようなキャラクターであることは一層、気持ち良さを感じさせてくれる。守られてるだけなんて、詰まりません。うん。
やがて結び付く、いくつもの時間の中の出来事。ラスト近くの糸の解け方のまた気持ち良いこと(^-^)
作者は本当にアイルランドを愛しているのですねぇ。
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