カレンダー

« 2008年4月123456789101112131415161718192021222324252627282930

「ドミノ」

| | コメント(0) | トラックバック(0)

ドミノ恩田陸/角川書店
★★★★★
とてつもない数の人々が行き交う東京駅。
句会の集まりに上京してきた老人。その老人を待つ句会仲間の警察官OB4人。目標達成のために1億の生命保険契約書類を待つ保険会社のOL達。サークルの幹事長を決めるために人間観察を始める大学生達。宣伝キャンペーンに来日した映画監督と・・・。子役オーディションにやって来た親子達。恋人と別れるために美人のいとこを伴って来た男性。
本来なら、何も変わらない喧騒の中で擦れ違うだけのはずだった人々が、ほんのちょっとしたきっかけを持った時に・・・。
********************************************

これは面白かった!!いや、今までの恩田作品だってそれなりに楽しんではいるのですけれど、これは最後の最後まで十分楽しめましたし、個人的には肩透かしなラストでもなかったです。★5つは若干、予想外に面白かったことへのサービスがありますが、それでも★4つ以上の評価です。今までの恩田作品の中では一番かも・・・。もちろん好みがありますから、この評価は今更言うまでもなく、個人的見解。
ほんの平均して2、3ページでどんどん場面が入れ替わり、大勢の登場人物それぞれのその日の物語へ移っていくのですが、やがて少しづつそれが重なり合い、密着していき・・・。このスピード感とリンクしていく過程が溜まりません。そういう矢継ぎ早な場面展開が苦手な方には全然面白くないかも。この辺が醍醐味だと思いますから。

元々は「読みたい本リスト」には入れてなかったのですが、何気なく図書館で手に取ったものが結構当たりでしたね(^^;)。まぁ、こういう誤算があるのがまた読書の、そして図書館で借りる気楽さの恩恵でしょう。う~ん、この系統の恩田作品をまた読みたいものですが・・・。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 「ドミノ」

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://kakkie.com/mt/mt-tb.cgi/219

コメントする