ルシャッド・T・フィールド/角川書店
★★★☆
ロンドンの骨董店で出逢った男に、不意に、そしてどうしても、私が長年探していた知識を知らないか、尋ねてみたくなった。この出逢いが、この先の想像もつかない旅の第一歩となった。
著者自身の人生に基づいた自伝的小説。
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随分前に、読んでみたくて(スーフィーの旋回のイメージに惹かれたというのが一つ)古書店で購入し、そのまま埋もらせてしまっていたのだけれど、急に「今、読みたい」と思ってしまった。が、本当に今、読むべき本だったのだろうか、と読みながら何度も疑問に思ってしまった。
どんな本にも言えるかもしれないでしょうが、特にスピリチュアルな内容のものに関しては、「読むべき時」があると私は思っています。初めて(恐らく)手にしたスピリチュアルな本「聖なる予言」は、冒険小説だと思って購入したという手違い!?はあったけれども、あの時に出逢うべくして出逢ったという確信があります。その続巻である「第十の予言」もとても必要としていた時に刊行され、喉の渇きが潤うように、心が満たされたのを覚えています。
だから「今なんだな」と思って読み始めたし、読み終わった今となっては、全てがとは言えないまでもその内のいくつかはやはり必要だったのかな、と思う。スーフィーとはイスラム教神秘主義ではあるけれど、イスラムの教えだけに固執しているのではない宗派なのだということを知れたことも大切なことだったのかもしれない。イスラム教へのイメージというものが、いくつかの宗派の目立った行動ために偏っている現状では。
にしても、ハミッド氏は厳し過ぎ。私がルシャッドなら最初の頃でとっとと元の生活へ逃げ帰っていたでしょう(^^;)
スピリチュアルに成長したいと願っても、私はまだまだのようです。そしてこうしたガイドについて学ぶことは今世では難しいですね。「猫と共に生きる」という、私の中にあの夜(降って沸いたかのように)生まれた想いは、もう私の中から分かつことは難しいから。・・・もしかしたら、そういうことがあるかどうかは分からないけれど、「猫」という種が私のガイドなのかもしれない。
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