レモニー・スニケット/草思社
★★★
オラフ伯爵の魔の手から何とか逃げることのできたボードレール三姉弟妹。次に引き取られたのは、田舎で爬虫類学を研究しているモンゴメリー博士の屋敷だった。博士と共に爬虫類学研究の手伝いをする日々は、これまでの辛さを癒してくれる楽しい日々だったが・・・。
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前作同様、作者の語り口はどうにも我慢ならない。作者ならでわのユーモアセンスだと五百歩譲って考えてみても、やはり無理。さらに余分な語句の解説(いくら児童書でも酷いと思う。あまりにも子供達を馬鹿にしてないか?)を除けば、実質本の厚みは良く見積もって、2/3になるのではないかと思われてしまう。
2作目を読めたのも不思議な気がするのだが、語り口や文章がどうまずくても、姉弟妹の行く末に興味を惹かれているからには、シリーズ最終巻まで読破するしかないのだろうな・・・。
私にとって「世にも不幸」なのは、ただただ鬱陶しい語り口による文章の読み難さだけだ。それすらも作者の読みだとしたら、私にとっては始末に終えない作者だ、としか言いようがない。
今回も「世にも不幸」ではなかった姉弟妹。確かに幸せな日々の後の、思いもかけない(読んでて思いがけないことなど一つもないが)不幸は、一層辛いものだろうが、「世にも不幸」であるならば、オラフ伯爵の悪事を暴いたりなどできないはずなのだから。
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