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大魔法使いクレストマンシー「クリストファーの魔法の旅」

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クリストファーの魔法の旅―大魔法使いクレストマンシーダイアナ・ウィン・ジョーンズ/徳間書店
★★★★☆
クリストファーは物心ついた時から、不思議な夢を見ていた。寂しげな岩だらけの場所から何百もある様々な世界へ行く夢だった。出会う人々から食べ物やおもちゃをもらったり、人魚と過ごしたり・・・。しかしそれはただの夢ではなく、クリストファーのとんでもない強さの魔力が、本来は行けない世界への旅を実現させていたのだった。
しかしクリストファーは現実ではちっとも魔法が使えないままだった・・・。
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前作でクレストマンシーとして登場した大魔法使いの子供の頃のお話。クリストファーがどうやって9つの生命の7つを失うことになってしまったのか、何故銀が触れていると魔力を使えなくなってしまったのか、そしてあの独特の表情の理由などなど、種明かしが色々とあって楽しさ満載。
ジョーンズ女史が「魔女集会通り26番地(魔女と暮らせば)」→「クリストファーの魔法の旅」の順で読むことを薦めているのか、よく分かる。これが逆だったら、それぞれの面白さは半減してしまったに違いない。
クリストファーが感じる理不尽さに同調して読んでいただめに、私自身彼と一緒になって周囲の人々を無理解だと決めつけていたけれど、実はそうではなかったとクリストファーが気付くに至って、またしてもジョーンズ女史の力に脱帽。大抵の本では見抜けるものが、ジョーンズ女史の作り出すものそのままの映像を観せられていたとは・・・。だからジョーンズ女史の作品を読むのをやめられないのだな(笑)

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