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「精霊の木」

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精霊の木上橋菜穂子/
★★★★
地球の環境を破壊し尽くし、宇宙に暮らさざるを得なくなった人類。
移住した星の一つナイラ星で、滅亡した先住民族「ロシュタール」の能力に目覚めたリシア。何故ロシュタールは滅びたのか、巧妙にロシュタールから地球人の目を逸らさせる環境調整局。
しかし過去を夢見る力はリシアに、ロシュタールの人々の思いを告げる。シンは大好きな従妹のリシアを守ろうとするが・・・。
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「守り人」シリーズを読んだ後なので、読み応えとしてはどうしても足りなさがある。けれど、それをあまり感じさせないものが、この作者のデビュー作にはあるなぁ、と・・・。多分、作者がこの話を書いた当時の想いが込めれているのももちろんだし、作者自身変化があったと語っているものの、根本的な部分では伝えたい想いは変わらないからだろう。その想いに惚れていると言える自分を、この作品で実感した。
要所要所に「守り人」シリーズを髣髴とさせるものがあり、そういう楽しみ方もできる。そういうものに突っ込みを入れたくなる、比較や批判をしたくなるという人にはお勧めできないけれど。

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