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「マライアおばさん」

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マライアおばさんダイアナ・ウィン・ジョーンズ/徳間書店
★★★★
父親が事故に遭って死んでしまった。父の身内であるマライアおばさんは、残されたミグ達が心配だと言い、遂にイースター休暇をおばさんの元で過ごすことにさせられてしまった。おばさんは上手い具合に母をメイド代わりにこき使い、兄クリスを目の敵にし、ミグを自分が望んだ枠に嵌め込もうとする。加えて町の住民は女はおばさんの手先のようで、男はまるでゾンビのように生気がなく、子供達はクローンのように同じ表情をしていた。
ついに我慢ならなくなったクリスは、マライアおばさんに怒りをぶちまけてしまうが・・・。
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ミグやクリスと一緒になってマライアおばさんをやっつけてやりたくなる(^^;)。
自分のやってることが正しいと信じている人間の、本人すら気付いていない悪意というのは、手に負えない。ジョーンズ女史の身近にマライアおばさんのモデルになった人物がいた、というのはすごい。本当にこういう人間がいるんだ。うん、まぁ、いるんだろうな、やっぱり。全くそのままでないにしても、時にマライアおばさんがやるような方法で人を操ろうとする人間はいる(大抵、本人は操ろうとしているつもりはないのだろうが)。
私だって、決してしないとは言わない。でも微妙。もちろん相手を自分が望む通りに動かしたくてそうする場合、あまり褒められたことではないが、相手が望む言葉を口にして喜ばせることも、操ろうとする方法だと言われると・・・・・・。はっきり線引きできないものかもしれないが、要は、自分と相手の距離が適切なものかどうかや、相手を自分と同じように感情も尊厳も持っていると理解できるかできないか、なのかな?

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