ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/徳間書店
★★★★☆
ハワードの家に突然ゴロツキがやって来て、居座ってしまった。ハワードの父・サイクスから約束の2千語の文章を受け取るまでは帰らない、と言う。どうやら町を陰で支配している魔法使いの一人との約束で、しかしその2千語のために魔法使いの兄弟7人が、町から一歩も出ることができなくなってしまったらしいのだ。脅しすかしに腹を立てたサイクスが2千語を書かないため、困った状態になってしまったサイクス一家。ハワードは妹のスサマジー、ゴロツキと一緒に約束をした魔法使いが誰なのか、探ることにしたのだが・・・。
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私としたことが、この展開に気づかなかったとは・・・。伏線を思い起こせば、想像できたはずなのに。しかし気持ちよく騙されることができるのも、物語の質の良さか。ジョーンズ女史自身、物語を書きながら先の展開がどうなるか分からないままだった、と書かれているので、そのせいで先が読めなかったのかもしれない。
「七人の魔法使い」と言っても、それほど魔法がばしばし出てくるというわけではないので、そういうものを期待した場合、ちょっとがっかりするかも。でもそれを補って余りある面白さがあるとも思う。
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