バリー・ヒューガート/早川書房(ハヤカワ文庫)
★★★☆
数百年前、王弟・笑君が非道な限りを尽くした哀谷で、不可思議な殺人事件が起きた。管長は王弟が蘇ったのでは、と李老師に謎解きを依頼する。十牛と共に哀谷を訪れた李老師が、死因や過去の歴史を調べる間に、第二の殺人事件が起きる。事件の度に必ず鳴り響く、しかし聴こえる者と聴こえない者がいる音。十牛が見た不可思議な夢。笑君が求めた謎の玉とは。
過去の記憶のない暁愁、楽の天才・月童と共に、謎を追い求めるが・・・。
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今回も、最初の数十ページは辛かった(^^;)。が、慣れたせいなのか、それとも出だしの勢いが前回よりあったのか、波に乗るのは早かった。
一つの謎を解くのに、あれやこれやの冒険が散りばめられ、詰め込み過ぎの感もあるが、どの冒険一つ抜かしても、意味がない。
誰が犯人か予想はつくが、種明かし寸前までは「違うかもしれない」と思わせてくれる読み応え。阿呆な言い回しも少なかったし。
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