荻原規子/徳間書店
★★★★☆
坂東の地で双子のように育った阿高と、同じ年の叔父・藤太。17の年に、阿高は突然亡き母親の故郷・蝦夷へと旅立ってしまう。阿高を取り戻そうとする藤太達。その力を手に入れようとする坂上田村麻呂。
そして阿高の母が持っていた勾玉とその力を求めた帝の元で、日々怪異が起こり、日嗣の皇子は床に臥せっていた。何とか兄の手助けがしたい苑上は、少年の姿に身をやつし、宮を出、やがて阿高達と出逢う。
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輝の子孫である苑上と、闇の力を持つ阿高。そいう設定は同じなのだけれど、苑上に不思議な力、もしくはそれをもたらす何かがあるわけではないのは、これまでと違う。ただただ大事な者のために何かがしたい、というひたむきさはこれまでの少女達と同じで気持ち良い。最初の頃の依怙地さがあるから、後半は一層清々しい。弟の賀美野はめちゃめちゃ可愛いし♪
しかし、これで勾玉三部作も終了かと思うと、とっても寂しい。
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