荻原規子/徳間書店
★★★★☆
神々が人と同じく、地上を歩いていた古代、闇(くら)の女神を祀る闇の一族。15歳になった時、狭也は自分がその一族の巫女「水の乙女」であることを知らされる。しかし、輝の神達の世界に憧れる狭也は、輝の宮へ。やがてそこで、輝の御子でありながら、手足を戒められ、隠されたように生きる稚羽矢と出逢う。
輝に焦がれる闇の巫女と、闇を求める輝の御子との出逢いは、二つの一族の長い闘いを終わらせることができるのか・・・。
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何故か、読んでいる間、長いこと、氷室冴子さんの「銀の海 金の大地」のイメージがちらちらちらちら。前半で収まりましたが。
それぞれの登場人物(神もいるけど)が、それぞれの求めるものを必死に、純粋に求めるが故の悲しみ、痛み・・・。これが児童書とはとても思えない。でもこういう本に少年少女の時期に巡り逢えた子達は、色々な意味で大丈夫かな、と思える。そして大人だって、十分以上に楽しめるハラハラドキドキの作品。
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