梶尾真治/新潮社(文庫)
★★★★
熊本で起きた不思議な現象-黄泉がえり。子供から老人まで、大切な人々が次々に亡くなった当時の姿で、その人を想う人々の元へと帰ってくる。戸惑い、喜び、やがてそれが日常の一部と化すまでになる。
が、どこかしら僅かに生前と違う、穏やかな黄泉がえった人々。何故、どうやって、彼らは黄泉がえったのか・・・。
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映画を観たのが始まりでした。良い内容だったと思いますが、どうしても私には物足りない部分があったのです。「何故、何によって黄泉がえったのか?」という点。漠とした描かれ方しかしていなかった。
その疑問は気持ち良く解消され、それ以上に面白かった。映画は映画で良かったけれど、どうしても本(=文章)の方が多くを表現できる(逆もまた真ですが)、と感じました。
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